平日の午後に突然襲った大地震。
日中だったことで、学生は数百人構内にいましたが、全員無事でした。しかし、交通機関が止まってしまい、帰宅難民になるととは必至であったのと、広域避難場所であるがゆえ、ここにいるのが安全性が高いということで、宿泊させることにしました。宿泊となると、食事と毛布などの防寒用品の準備が必要になります。食堂業者から、お米を提供してもらい、女性職員総出でおにぎり作り。なかには低温火傷になった方もいましたが、生徒・学生のためにと、その数、千数百個!を作りました。男性職員は、臨時の保健室の設営やそれぞれの役割りを確実にこなし、生徒・学生には、乾パン・水を配りいつ終わるのかわからない避難生活にそなえました。また地元警察から、帰宅難民の受け入れ体制を整えて欲しいとの要請があり、こちらの準備にも追われました。そんな中、一番たくましかったのは学生。コンビニやファストフード、牛丼など、商店街へ買い出し。それぞれが知恵を絞り、協力し、頑張っていたように思います。
執行部は、現状把握と今後の対策に追われていました。決定事項は、我々や学生に随時伝えられ、それにしたがって適切な行動をとっていました。
余震が続くなか、疲労の色が濃くなり、判断力が劣るころ、静かな朝を迎えられました。安堵したときでもありました。
早朝5時半、女性職員は、高校の生徒と学生用におにぎり作り再開です。男性職員、教員は、学内の被害調査に出発です。手分けをして各研究室を確認しましたが、書架から資料や書籍が飛び出し床に散乱していました。
昨夜には私鉄、地下鉄の運転は再開していましたが、JRの運転再開の見込みがないかったための措置でしたが、明けてもJRは7時に運転再開だの、8時に運転再開だのと情報が錯綜していて、執行部は判断に苦慮されたことだと思います。適切な判断のもと、お昼までには、ほとんどの学生が帰宅していき、この地震による避難生活は終了しました。
今後の対策は、月曜日に執行部からあると思いますが、年度末のこの時期に切羽詰まったものがあり、時間がないというのが正直なところでしょうか。
物的・経済的被害はありますが、人的被害がなかったことが、不幸中の幸いでした。
まずは生徒・学生の身の安全の保持、そして情報収集、適切な判断、そのための協力要請、ですかね。
それにしても疲れました…。いったい家はどうなっているんだろうか?
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